桑名市議会 2007-09-21 平成19年第3回定例会(第5号) 本文 開催日:2007-09-21
さて、立見率いる明治日露戦争の弘前第8師団は、国宝師団、国の宝と呼ばれ、軍神立見尚文とともに明治日本の救国の英雄、英霊として専門家の間では確たる評価を受けているのでありますけれども、日露戦争の分水嶺でありました黒溝台会戦よりも、この師団は新田次郎作の『八甲田山死の彷徨』で有名になりました。この作家新田次郎の御子息が『国家の品格』を書いた今をときめく藤原正彦氏なるもの奇遇でございます。
さて、立見率いる明治日露戦争の弘前第8師団は、国宝師団、国の宝と呼ばれ、軍神立見尚文とともに明治日本の救国の英雄、英霊として専門家の間では確たる評価を受けているのでありますけれども、日露戦争の分水嶺でありました黒溝台会戦よりも、この師団は新田次郎作の『八甲田山死の彷徨』で有名になりました。この作家新田次郎の御子息が『国家の品格』を書いた今をときめく藤原正彦氏なるもの奇遇でございます。
旅順や奉天の戦いの影には隠れていますけれども、彼が指揮した黒溝台の防戦こそが日露戦争の戦いの分水嶺でありました。ここで負けたら、日本は今ごろ北朝鮮になっていたでありましょう。立見は旧桑名藩での恭順をよしとせず、藩主を追って遠く北越・戊辰戦争を指揮した賊軍中の英雄でありました。その軍を桑名雷神隊と称しています。とにかく強かった。